「実音テスト」なるもの他府県では実施されているのかどうかはわかりませんが
兵庫県では私の時代(大昔)にはありませんでしたが
娘の時代(それでももう20年前)にはすでにありました。
そしてそのテストフォームは当時も今も変わっていません。
音楽に特別興味がなくても 公立高校受験のための内申点に影響するため
偏差値をあげるため、教室には「実音テスト」の対策勉強だけに
来られている方がいます。
小さい頃からピアノを習っている子には
すでに小学校高学年になりますと
特にソルフェージュのレッスンをしていなくても 音を聞いて、
1.旋律にふさわしくない和音はどれか
2.この旋律(4小節)はどれか(三択式)
3.リズム譜の記載があって、今から演奏される曲の 最高音と最低音はどこの音符に該当するか。
4.4小節のなかで抜けている1小節に当てはまるリズムはどれか(三択式)
5.この曲は 短調か長調かその他の曲か
これらの問題はほぼ高学年でできています。 」
そして
6.次に、演奏される楽器を答えなさい (選択式)
7.楽曲の形態 吹奏楽・管弦楽・協奏曲・混声合唱 等々を聞いて答える
これは興味をもって鑑賞をしている子や 吹奏楽部在籍の子は強いですね。 実際 トロンボーンとトランペットの違いなんて 学校の放送設備できいても わからないかもしれません。
チェンバロとギター・筝(お琴)などはじいている楽器もうっかりすると
同じに聞こえるかもしれません。
クラリネットとオーボエのちがいなんて これは吹奏楽部の子が断然有利です。実際毎日部活で見聞きしているのですから。
「実音テスト対策」をしていますと ホームページには標榜していませんが
実は看板にしっかり書いています。
![](https://narusemusic.com/wp-content/uploads/2017/06/a2e17816bf8f6626a9bb836320f946c1-300x168.jpg)
期末テスト前に問い合わせがけっこうあります。
期末テスト直前でも、勉強するとしないでは結果は良いほうに違ってきますが
できれば 余裕をもって最低でも10時間のお時間をいただくと
楽器の聞き分け等、DVD資料を見聞きしながら実際に納得いくように
対策ができると思います。
通常のピアノのレッスンのように
音楽の勉強だけを習いに、受験を意識し始めた2年後半ぐらいから対策を
立てられる方もあります。
しかし 一番大切なのは本人の「やる気」です。
短期に集中して成績を上げようとするのですから。
時間に余裕をいただければ、試験のためだけの勉強でなく
将来の一般教養として役立つような内容と指導を心がけています。
実践編はこちら↓