アクリエひめじ(小ホール)を体験利用してみて

アクリエひめじを体験利用レポートです

なるせ音楽教室は2022年6月5日にはこの新しいホール(小ホール)で発表会を開催します。

都合アクリエひめじには2回訪問しました。

🎵 1回目は2021年5月1日

ホール利用の抽選会の際に、まだ保護シートが敷いてある状態で大・中・小ホールを見学しました。

🎵 2回目は2021年7月30日

利用体験会にて小ホールを利用。実際に演奏をしました。

利用した時の様子はこちら

大・中ホールは主催者として使うことはたぶん将来ないので、小ホールの使い勝手を 

内覧会と利用体験会の2回で感じたことを

音楽教室の主に小さい子どもたちと保護者が利用する目線で報告したいと思います。

ホールの入り口はどこ?

アクリエひめじは5階建。小ホールはその隅っこの1階、2階部分にあります。

JR姫路駅連絡通路からアクセスすると、中ホールと大ホールの入り口を左側にみて通り過ぎた先に

小ホールの入り口があります。

各ホールの受付、エントランスは2階。JR姫路駅からの連絡通路が2階のエントランスに直結。

徒歩14分とホームぺージに紹介されています。

ホール内の座席は?

2階の受付から小ホールの最後列座席のところに来ます。

そこからステージを見下ろし、急な傾斜になっている分、前の座席の方の頭を気にせずに鑑賞できます。

2本の通路を挟んで 4席・8席・4席と横に16席、縦に左右列は9列、中央列は11列。

座席160席、車椅子席は4席。計164席。

最後列の椅子を8席を撤去するとさらに車椅子4席確保できます。

欲をいえば座席はマス目のごとく並んでいるのでなくて、肩と肩の間に顔が来るように

ずらして配置してあったら良かったのに。

でも場所(面積)が確保できなかったのでしょうね。

車椅子にこだわるのは、かつて車椅子で聞きに来た人もいらっしゃいましたし、

車椅子でピアノを演奏した方もいましたから。

有効に使いたい「多目的鑑賞室」

座席後方には「多目的鑑賞室」があり前面ガラス張りの部屋で、小さな子どもさんがぐずっても

この多目的鑑賞室では会場の音はモニターで聞こえますが、泣き声等は客席に洩れずに利用できます。

出入りはスロープになっていますので車椅子の方も利用できます。

聴きにいらしたお客様は客席と受付、トイレを利用するには特に問題なく使えそうです。

参加する生徒さんの立場からすると少し使いにくいかも。

発表会に参加するみなさんの使い勝手

よく利用していた姫路文化センター小ホールと比べますと

参加者はいったん客席をはなれて横の通路にでてそこから舞台下手(客席からみてステージの左側)に

スムーズに出入りできたのですが、アクリエひめじ小ホールでの動線はどうなるのでしょうか。

階段があります

座席後方下手側のドアを開けますと、(ここは2階)、1階へおりる階段があります。

階段を降りるとステージ下手にでられるのですが、その降りたところが

なんとミキサースペースになっておりまして、

マイクの音量や、照明をコントロールする舞台業者が常駐する場所になります。

その後ろを「すみません通してください」と遠慮しながら通行できるのでしょうか。

利用体験会でちょっと覗いてみましたが 私はあのミキサーの後側を通路にするのはどうかと。

狭いので気を使います。それに小さい子だけに通路として使うのは 舞台業者の邪魔になるのと

配線等にひっかかることがあれば事故の原因(怪我、音響事故)になります。

この階段は利用体験会ではコロナ感染予防のためステージと楽屋と客席だけの移動が許可されていただけでしたので、

利用できるかどうかは未確認です。

ちょっと見ただけと資料の図面では、踊り場もなく一直線の階段でしたのであくまでも非常階段みたいでした。

エレべ―タ―があります

それでは、階段を使わずにエレベーターを使うとなるとどうなるか。

これも1回目の内覧会にでは実際に利用できず説明だけになりましたが1階に降りて

ぐるっと回り込んで楽屋の前を通りステージ下手に出ることになります。

はじめての利用の際には、必ず案内係を数人配置しないと迷子になるかもしれません。

案内スタッフも参加者の大きい子にしてもらうのですが

スタッフになると演奏が聴けないもの残念。

階段を使うのは?(狭い、危ない、邪魔) エレベーターで降りるのは(迷子、案内スタッフを手配)

ではどうしたらよういでしょうか。

エレベーターも階段も使わない

客席最前列を出演者待機場所にして、ステージ下手に客席側からあがり、

演奏が終わったらステージ上手から客席に戻る。

そうすれば待機している間も参加のみなさんの演奏も見聞きできて、

主催者(先生)もみなさんの行動が把握できるので安全、安心。

案内スタッフも下手側と上手側に計2人確保で大丈夫だし、スタッフも演奏が聴けます。

座席とステージの高さ

最前列座席から2段あがるとステージに上がることができます。

小さい子には転ばないように配慮が必要です。

小ホール最前列に座ってみて、舞台業者がお勧めする位置にピアノを配置すると

最前列とステージとの距離があまりないので、いわゆるかぶりつき状態。

演奏者の足に視線が行き見上げる状態。

演奏中、最前列で聞かれたくないし、また最前列のお客様の前で弾きたくないですわ(私個人の感想)。

ピアノはステージ前端から床板13枚目くらいに配置すればよいかな。

そんなピアノの位置なので、最前列はお客さんを入れずに、出演者の待機場所に利用すればいいかも。

気になるピアノは

国産のYAMAHAの一番大きいピアノ。YAMAHA CFX 1台。

ニューヨーク製かハンブルグ製かはわからないですが、スタインウェイD-274 2台、これも一番大きいピアノ。

体験利用会ではスタインウェイの仲道郁代さんが7月の説明会で使ったのを希望しましたが

スタインウェイは2台あったのでどっちかな? 

真新しいきれいな音で、これからの使い方でどのように変わっていくか楽しみなピアノです。

小ホールにはもう一回り小さいピアノがお似合いかとも思いましたが、

せっかくの世界のピアニストがコンサートで使っているフルコンサートピアノなので喜んで使わせていただきます。

そういえば、スタジオにセミコンサートピアノがあると資料にはありましたので、

それを使うことはできないのでしょうか。また問い合わせてみます。

3台のピアノは、大ホール・中ホール・小ホールの各ステージとピアノ庫が同じフロアにありますので

各ホール、共有で使うピアノです。

お目当てのピアノがあるなら、ホール利用申し込みと同時に申し込みを済ませるのもいいかも。

実際に演奏してみて

利用体験会では、さまざま楽器や、演奏形態でどうのように聞こえるかを試すため

ピアノソロ、ピアノ弾き語り、鍵盤ハーモニカ、カホン、サックスソロ、サックス&ピアノ

ギター&エレキベース エレキギター&エレキベース、 ヴォーカル&エレキベース

ギター&ヴォーカルと教室でできる演奏形態を講師陣と、

希望者を募ってクラシック、ポップス、ロック等、ドラムを使うこと以外のことを演奏してきました。

やはりクラシック、マイクを使わないアコースティックな響きが似合うホールです。

アクリエひめじへの車でのアクセス

 姫路市民だから甘く見ていると、適当に出発すると一方通行に阻まれまして

利用体験会ではあちこち遠回りしました(苦笑)。

これからアクリエひめじの東側には、はりま総合医療センターもできますので

道路事情は変化するようです。

姫路バイパス南出口からのアクセスは案内にあるように、

左前方に姫路警察を見ながら線路の高架をくぐり、姫路警察を左折して巽橋を目指すのが一番なようで。

うっかり、城陽小学校から山陽自動車教習所を右にみて高架をくぐると、

アクリエひめじの西側にでられますが、駐車場に入るには、

途中で中央分離帯の切れ目で強引にUターンしなければなりません。

Uターン禁止にはなっていなかったように思いますが、

右折入場は基本できません。

これは危ないです。

利用の際は早めに余裕をもってこられるか、十分予習をお願いします。

適当にいくとえらい目に遭います(笑)

ナビでは住所や電話番号を入力してもまだ教えてくれません。

駐車場は

 381台。1時間100円で最大1,000円で良心的です。

大ホールや展示室に大きなイベントなどがあるとすぐにいっぱいになるでしょう。

近隣には民間のパーキングやテラッソのパーキングも使えないことはないですが、

イベント、買い物はたいてい土日、祝日。公共交通機関を利用するのが無難だと思います。

最後に

もう立派にできたのですから、最大限に利用したいと思います。

使い勝手の件はまだ実際に使ったわけではないので

思い込みもあるかと思いますが、

いつもお世話になっている写真屋さんに来年の依頼をした際に

「これから 使って慣れなきゃね」

そう思います。

追記

近隣にもちょっとした発表会に使えそうなホールがありますが、

残念ながら、ピアノの状態がよくなくて

利用には躊躇してしまいます。

よい 音楽体験ができて発信できる

アクリエひめじのこれからを期待します。

以下 

神戸新聞NEXT(2021/9/7 05:30)を

引用しました

目の前にあるのに「1・9キロ先」の標識、なぜ? 理由はある対策だった

「アクリエひめじ」までの距離を1・9キロと示した標識。実際は線路を挟んだすぐ先にある=姫路市北条
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「アクリエひめじ」までの距離を1・9キロと示した標識。

実際は線路を挟んだすぐ先にある=姫路市北条

神戸新聞NEXT
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神戸新聞NEXT

 1日に正式オープンした兵庫県姫路市文化コンベンションセンター「アクリエひめじ」(同市神屋町)。

そのそばを走るJR神戸線の南側で、市道沿いの標識に思わず首をひねった。

北進車に対するアクリエへの道案内だが、右向きの矢印とともに1・9キロ先とある。

建物は高架の線路を挟んだすぐ先にあるのになぜ? 標識を設置した市に尋ねた。

 「これは迂回ルートの距離です」と市文化コンベンション推進室の担当者。

北進車がそのまま高架をくぐって進んでも、アクリエ前には中央分離帯があり、

右折して駐車場へ入ることはできない。このため、ぐるりと迂回してもらう必要があるというが、

それにしても1・9キロは遠回りだ。

 実は理由がもう一つある。渋滞対策だ。

標識の東約300メートルにも南北に高架をくぐる道路はあるが、

この通り沿いには2022年に「県立はりま姫路総合医療センター」(仮称)の開院が予定されている。

緊急車両などの通行も増えるとみられ、市はさらに東の姫路署前まで迂回するルートを推奨することにした。

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