(中学生の音楽ワークからの写真)
(教科書と違って資料みたいで見るの大好きです)
私の頃は「モルダウ」と習った。
でも今は違う。
チェコ語の「ブルタバ」です。
スメタナが作曲した当時
チェコはオーストリアとハンガリーに支配されていて
スメタナの母国語のチェコ語では発表ができなかったそう。
歴史や地理を調べながら鑑賞すると
チェコ民族の独立を取り戻すことが目的で
単に川の流れの様子を表しているのではないことがわかる。
スメタナと同じ時代
ロシアの国民楽派のムソルグスキーが
「展覧会の絵」を作曲している。
こちらは、ムソルグスキーの友人で
画家のガルトマンの遺作展に発想を得て作曲されているが
組曲の終曲「キエフの大きな門」は
(TV なにこれ珍百景で有名)
「キーウ(キエフ)の大きな門」となるのだろうか。
地名だけでもロシア語を撤退させたらよいよね。
ロシアの音楽家が西側で排除され
政治と文化は違うといいたいですが
個人が意見するには一筋縄ではいかないところです。
身近では 歌声サークルの会員さんが
ロシア民謡が好きなのに
このご時世だから、歌うのは躊躇すると言われていた。
暗く、悲しい、やり場のないニュースをみて
募金することくらいしか思いつかないですが
はやく、世界が安心できる春になってほしい。
「ブルタバ」と同時に(多分 参考として)習うのが
シベリウスの「交響詩 フィンランディア」
作曲された当時はロシアの圧政に苦しんだ
フィンランドの人々を奮い立たせる曲だったため
演奏を禁じられた。
言葉でなく音楽で伝えられるなんてすごい!と思う。
「ブルタバ」も「フィンランディア」も。